「あったかいお金のまわし方」検討中

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2010年9月18日 「あったかいお金のまわし方」シンポジウムより

パルシステム生活協同組合連合会
セカンドリーグ支援室室長 山本伸司 

 

  自分で、地域のために役立つ活動を、継続して行い、そのことで暮らせるようになりたい
と考える人が次第に増えてきつつあります。このとき、貯金をためてそれを資金にスタート
するか、身内や友人から借金して事業を開始するかというスタイルがこれまでの日本の
社会でした。そうすると、普段の生活を縮めて貯金を持つか、ご主人や友人に甘えるかと
いった活動以前の苦労が伴います。さらにお金のない人は、地域で活動することを最初
からあきらめざるを得ません。また、ここ数年の間に、定年退職して地域に戻る人が増え
つつあります。この人たちは少ない年金生活の中で、活動することを制限されてきます。

 こうした人たちと共に、地域で活動し、生活することができる身の丈にあったコミュニティ
ビジネスを、起業し、支援し、連携して広げていくことが、今求められています。その最も
重要な施策が資金の提供です。資金を集める方法は、出資、寄付、融資、とあります。
これを誰でも気軽に参加、実現できることが必要です。こういうしくみを議論して作って
いきたいと考えています。

 

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