【終了】3/31(土)公開セミナー「食べものと生きものに赤信号!? ~新しい農薬、ネオニコチノイドのリスク」

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一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(abt)は、3月にネオニコチノイド系農薬に関して以下の2つのイベントを開催いたします。(3/18の公募助成公開プレゼンテーションは終了しました。)

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【1】2018年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募助成公開プレゼンテーション    終了しました。
  2018年3月18日(日)14:00~17:10(開場:13:30)/小山台教育会館205会議室(武蔵小山駅)
https://www.actbeyondtrust.org/info/4014/

【2】公開セミナー「食べものと生きものに赤信号!? ~新しい農薬、ネオニコチノイドのリスク」
  2018年3月31日(土) 14:00~16:20(開場:13:30)/ウェスレーセンターセミナールーム205号室(表参道駅)
https://www.actbeyondtrust.org/2018-03-31/
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ネオニコチノイド系農薬は、その浸透性・残留性・神経毒性から生態系や人体への影響が問題視され、ミツバチや水生生物の激減、子どもの脳の発達への影響など、問題の深刻さを示す研究成果が多数報告されています。

海外では規制が始まっていますが、日本ではむしろ規制を緩める方向に向かっているの
が現状です。

abtは2011年度より、助成事業の3つの柱のひとつとしてこの「ネオニコチノイド系農薬問題」に取り組み、市民団体や環境NGOへの活動支援を行ってまいりましたが、日本でも本気で規制に動く時期が来ていると考えます。

このたびの2つのイベントでは、調査・研究、政策提言、農業の現場、生産者と消費者と流通業者の連携といった様々な切り口から持続可能な世界への道を探るパートナーの活動を紹介することで、より多くの人にこの問題を知っていただきながら議論を深め、問題解決への歩みを先に進めたいと願っています。イベントの詳細は下記をご覧ください。

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【1】2018年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募助成 公開プレゼンテーション
https://www.actbeyondtrust.org/info/4014/
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abtの恒例となった「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募の2018年度応募企画から、一次審査を通過した6件について、二次(最終)審査に先立ち一般公開プレゼンテーションを行ないます。

今回はカテゴリーを「調査・研究」に絞った結果、ネオニコチノイドの母子間移行メカニズムの解明、国産鶏卵の残留調査、石垣島でのミツバチの曝露経過解析、尿中ネオニコチノイド値の測定、家庭用品の使用実態調査など、ネオニコチノイド系農薬の浸透性・残留性・神経毒性による生態系や人体への影響に、様々な角度から迫る企画が集まりました。

折しも、EU(欧州連合)では2013年末にスタートしたネオニコ暫定規制の強化をめぐり、加盟各国議会の投票が行われようとしています。それに対して、公共性の高い欧州食品安全機関(EFSA)がネオニコチノイド系農薬によるハチ類全体の悪影響を改めて裏づける新レポートを発表し[※1]、国際自然保護連合(IUCN)の諮問部会である浸透性殺虫剤タスクフォースからも、農業におけるネオニコ大量使用より低リスクで実効性が高く、しかも安上がりな複数の代替策があるとの新論文が公開されました[※2]。

今回の公開プレゼンテーションにも、こうした研究最前線の動向を示す発表が含まれています。
一般市民とメディア関係者とを問わず、多くの皆さまのご参加をお待ちしています!

◆日時: 2018年3月18日 14時00分~17時10分
◆会場: 小山台教育会館205会議室
   http://www.koyamadai50.jp/access/
◆参加費: 無料(予約不要) 

【プログラム】(予定)
・開会あいさつ+選考委員紹介(14:00~14:15)

・ネオニコチノイド研究会(14:15~14:35)
「ネオニコチノイド系殺虫剤の母子間移行メカニズムの解明」

・農民連食品分析センター(14:40~15:00)
「市販国産鶏卵のフィプロニル残留分析」

・亀田豊(15:05~15:25)
「石垣島をケーススタディとした養蜂家蜂コロニーのネオニコチノイド暴露経路解析」

・マキシミリアン・スピーゲルバーグ(15:30~15:50)
「ネオニコチノイドと暮らす:京都におけるネオニコチノイドを含有する家庭用品の
使用状況、消費者動向・意識の探求」

・特定非営利活動法人福島県有機農業ネットワーク(15:55~16:15)
「有機農産物摂取による尿中のネオニコチノイド低減に関する調査研究」

・山國徹(16:20~16:40)
「哺乳類末梢・中枢神経系におけるイミダクロプリドの神経毒性発現メカニズムの
薬理学的解明」

・情報交換+ネットワーキング(16:40~17:00)
・連絡事項+閉会あいさつ(17:00~17:10)

[※1] https://www.facebook.com/actbeyondtrust/posts/1567992139943546
[※2] https://www.actbeyondtrust.org/report/3999/

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【2】公開セミナー「食べものと生きものに赤信号!? ~新しい農薬、ネオニコチノイドのリスク」
  https://www.actbeyondtrust.org/2018-03-31/
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ネオニコチノイド系農薬はミツバチの大量死の要因とされ、各国の調査で生態系に及ぼす深刻な影響が報告されています。EUをはじめ海外では使用規制が始まっていますが、日本ではむしろ規制を緩める方向で、米や野菜、果物に、そしてペット用品や建材にも日常的に使用されています。浸透性のため洗っても落ちず、近年の研究では人への影響の可能性も報告されています。

このセミナーでは、ネオニコチノイド系農薬のリスク、食の安全と環境に及ぼす影響、消費者に何ができるかなどを、この問題に関する調査・研究、政策提言などを行う環境NGOと、田んぼの生きもの調査をしながらネオニコチノイド系農薬を使わない米作りに取り組むNPOとのパネルディスカッションを通じて考えます。

セミナー終了後は、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストの2017年度公募助成報告会として、生協のネットワークと環境分野の公益財団法人より、ネオニコチノイド系農薬問題に対する取り組みの活動成果が発表されます。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

【日時】2018年3月31日(土) 14:00~16:20 (受付13:30)
【会場】ウェスレーセンター セミナールーム205号室(東京都港区南青山6-10-11) 
【アクセス】東京メトロ表参道駅より徒歩10分ほか
【地図】http://wesley.or.jp/access/index.html

【セミナー登壇者】
 国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、NPO河北潟湖沼研究所(石川県)
【参加費】入場無料
※参加者全員に「生きもの元気米 玄米がゆ(レトルト)」1袋をプレゼントいたします。

▼参加申込、詳細はこちらから
https://www.actbeyondtrust.org/2018-03-31/

▼ネオニコチノイド系農薬問題とは?
https://www.actbeyondtrust.org/neonico_leaflet/
▼ネオニコチノイド系農薬問題を詳しく知る
https://www.actbeyondtrust.org/link/#link1

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【2つのイベントの主催・問い合わせ先】
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
https://www.actbeyondtrust.org/contact/
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