【発売中】特集  東日本大震災から12年 被災地は今 『のんびる』2023年3・4 月号

  『のんびる』2023年3・4月号 ただいま注文受付中!ご注文はこちらから

 

震災の翌年、復興への願いを込めて開かれた雪まつり。
しかし、いまだに復興は道半ばです。
岩手県725人、宮城県3373人、福島県23677人。
東日本大震災で被災した三県から自県外への避難者数(※)を見ると、
福島の復興がとくに遅れていることが、よくわかります。
「東京電力福島第一原子力発電所事故」への世間の関心が薄れるなか、
原発事故被災者への補償や公的支援は、次々と打ち切られています。
解決への先行きが見えず、不安を抱えたまま暮らす人も少なくありません。
被災した人たちの深まる孤立、原発訴訟と原発事故による健康被害。
もうではなくまだ12年。“福島の今”を伝えます。
(※)2022年4月8日現在(復興庁「全国の避難者数」より)
 

 

【巻頭エッセイ】
水野スウ「ベルをならさずそのままどうぞ」
 ― 煽られない私でいるために

【特集】東日本大震災から12年 被災地は今

「布ぞうり」と歩んだ12年。「被災者」となって失ったもの、そして、得たもの。
ふくしまカレンダーに込めた思い 黒田節子さん(ふくしまカレンダー制作チーム)
◆小児甲状腺がん~当事者の声を聞きに行く  棚澤明子(フリーライター)
◆これからも福島のよき隣人として  一般社団法人ふうあいねっと(茨城県水戸市)
うちら、乗り越えられてるよね!12年続く「福島ぽかぽかプロジェクト」 国際環境NGO FoE Japan(東京都)
◆子どもの健康を守りたい一念で 重ねた小さなチャリティコンサート  
「藤井ようことフクシマ応援隊」(横浜市)主宰 藤井洋子さん

新連載】性の健康相談室2 更年期はハーフタイム 早乙女智子 

さおとめ・ともこ
産婦人科医。
専門は家族計画、リプロダクティブ・ヘルス&ライツ、

お産とセクシュアリティー、ジェンダー。
神奈川県立足柄上病院で性の相談外来を担当。
人権と多様性、選択肢のある、人生を豊かにする医療と福祉の実現をめざす。
 
【社会の深層から】
 “不都合な真実”の現場報告 第10回
 インボイス制度は地域の社会インフラをつぶす 『のんびる』編集長 前田和男


セカンドリーグ神奈川通信vol.73】食支援ビーバーリンクを神奈川県全域に

・ 季刊『コトノネ』 取材こぼれ話(41)
デジタル化事業がつなぐ、 本の未来―スキャン作業の様子 

・技能実習生、日本に生きる。(23)技能実習制度がなくなる? 
 写真・文/藤井将(『のんびる』編集部)

・色平哲郎の「地域と医療からみる未来のかたち」(第105回) 色平哲郎
ー 財政黒字なのに危機に瀕する日本全体の介護(その1)

・内山節 「里山から考える」第136回  
― 教えながら学ぶ40年続く農家の勉強会 現代社会と農業(1)

・移住一家の山里やりもて日記(21)
―― レンタル鶏を迎えて。山里で動物と暮らす意味 千葉(米川)智史・貴子
【のんびるインタビュー東日本大震災から12年】
サカナノミライはヒトノミライ  
魚谷 浩さん(「サカナノミライ」オーナー)

 
うおたに・ひろし
1979年兵庫県生まれ。大学卒業後、四国を拠点とする飲食企業に勤務。
2011~14年、宮城県石巻市で復興支援や地域再生に携わる。
2016~21年、東京都中野区で「宮城漁師酒場 魚谷屋」運営。
2022年、調布市に「サカナノミライ」を開店。

写真/堂本ひまり

 
【明日へのアクション動くヒト】
子育て世代×シニア×インド人の「小さな助け合い」
NPO法人霧が丘ぷらっとほーむ  代表理事 根岸あすみさん
 
 
根岸あすみさん(右)副代表の武藏幸恵さん(左)とともに迎えたカフェオープン。
同世代の子どもをもつママ友として普段から支え合い、活動してきた二人の夢の幕開けでもあります

 
ねぎし・あすみ
神奈川県横浜市緑区霧が丘で生まれ育つ。
広告代理店に勤務。小学生と6歳の娘の母。
2023年1月に地域の仲間たちと多世代・多国籍のコミュニティカフェ
「ぷらっとkiricafe」をオープン。

写真/堂本ひまり

【私と平和と この一枚
失敗、喧嘩、孤独、なんのその 写真・文 岡本 央

おかもと・さなか
 宮城県大崎市生まれ。
「中国」「日本の農村」「国境を越えた日本人」
などをテーマにフォトルポルタージュを各誌に発表。
ライフワークである「“自然と風土に遊び・学び、
働く”世界の子どもたち」の撮影も長年続けている。
著書に『ブータン 幸せの国の子どもたち』(共著・東京書籍)、
『泥んこ、危険も生きる力に ないないづくしの里山学校』(家の光協会)ほか。
 
この人を見よ!Ecce homo
今月の表紙から vol.21
縁取りのマジック 長瀬明代さん(社会福祉法人みのりあーる工房/神奈川県川崎市)

ながせ・あきよ
1972年生まれ。2015年から定期的な絵画活動を開始。
インパクトのある作品が多くの人を魅了。
写真/堂本ひまり
 
今月号の表紙:カエル
『のんびる』の表紙では毎号、障がいのあるアーティストの作品をご紹介しています。
作:長瀬明代さん(社会福祉法人みのりあーる工房/神奈川県川崎市)


今回の『のんびる』表紙に掲載した作品「カエル」

四季おりおり こんなもんか菜」ー隣の雑木林 鈴木暁子  
鈴木暁子さんのブログ「縁側だより」

 


「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、
2015 年9月の国連サミットで決められた国際社会共通の目標です。パルシステムが行っている
事業活動はSDGsそのものです。そして、2006 年よりパルシステムが発行し続ける本誌『のんびる』は、
その一翼を担っています。SDGsが掲げる「誰ひとり取り残さない」理念、17の目標はもちろんの事、
様々な社会的課題を真摯にとらえ、その解決を模索し活動する団体や個人を広く取り上げ、
今後も発信し続けます。

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