【動くヒト】難民申請者に安心して働ける場を 

あおやま・あきひろ
1990年生まれ。2017年12月、ピープルポート株式会社を創立、
電子機器の再生を通じて難民の雇用に取り組む。高校野球好き、二児の父親。


新しいアクシ ョンを起こしている若い世代に注目していく、新連載の「動くヒト」 。
第1回は、日本に暮らす難民認定申請者が安心して働ける場をつくるだけでなく、
将来を見据えたサポートや資源循環にも取り組む、ピープルポート株式会社代表の青山明弘さんです。

難民申請者に安心して働ける場を
ピープルポート株式会社 代表青山明弘さん

平和な日本に逃げてきたのに……

「最初は 『どうしたら戦争や紛争をなくせるのか』 と本気で考えたんです。
でも、 わからなくって」 。
会社を立ち上げた経緯を尋ねると、 ピープルポート株式会社代表の青山明弘さんからは、
そんな答えが返ってきました。
「ずっと戦争 ・ 紛争で苦しむ人を減らしたいと思っていました。
祖父母から戦争体験を聞いて育った影響も大きい。
大学時代はカンボジアに行き、地雷原を歩いてドキュメンタリー映画を撮りました。
でも、 映画で発信するだけでは当事者との距離があるように感じていました」
大学卒業後、 青山さんはソーシャルビジネスで社会課題解決を目指すボーダレス・ジャパンに入社。
日本人とさまざまな国の人たちが 一 緒に暮らし、
出身や国籍による差別や偏見をなくしていくことをめざした
国際交流シェアハウスの事業を5年間担当したそうです。

「この取り組みは長期的に見て大きな意義があると思います。
その 一 方で、いま紛争によって困難を抱えている人を直接的に支援する活動を
したいという気持ちをずっともっていました」

起業のヒントを求めてさまざまな人から話を聞いていたときに出会ったのが、
日本で難民認定申請中だという人でした。
「話を聞くと、 平和な日本に逃げてきたのにすごく大変な生活をされていた。
『難民』 という存在は知っていても、 日本でどう暮らしているのか全然わかっていなかった。
紛争や人権侵害から逃げて、 トラウマを抱えながら経済的にも厳しい生活を
送る人が国内に多くいることを知りました」

・・・続きはのんびる 5・6月号 をご購読ください。


ピープルポートでは12名のスタッフが働き、
そのうち4名が難民認定申請者です。

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