【連載】コロナからの一歩 人の消えた駅に立つ販売者『ビッグイシュー』のピンチと挑戦

イラスト/すずき律

ホーム レス状態にある人の仕事づくりとして、 路上で販売する雑誌 『ビ ッグイシ ュ ー日本』 。
コ ロナ禍によ って街で見かけるお客さんの姿が少なくな ったとい います。
ピンチを乗り越え、〝ステイホーム〟 から取り残さないための取り組みが続いて います。


「仕事づくり」の雑誌販売に影響 

昨年4月、 東京で初めての緊急事態宣言が出されると、
にぎわ っていた繁華街やオフィス街からぱ ったりと人の流れが途絶えました。
「あのときは新宿さえゴーストタウンのようで、
駅前にポツンとビッグイシ ュ ーの販売者さんが立 って いる状況でした」
と話すのは有限会社ビッグイシ ュ ー日本東京事務所所長 ・ 佐野未来さん。

月2回発行される雑誌 『ビッグイシ ュ ー日本』は、
ホーム レス状態にある人たちに路上での雑誌販売という仕事をつくり
自立を応援するために2003年9月に創刊されました。

「販売者さんのなかには、 この仕事をステ ップにアパートに入居したり、
他の仕事についたりした方もいます。
また、福祉につながったあとも続けたいと希望する方もいるんです」と佐野さん。

 


売り上げが5割減。緊急通販での応援

「『街から人が減っている』
という話を販売者さんから聞くようになったのは昨年3月末。
緊急事態宣言が出てからは、都内での売上げが5割近く減りました。
外出自粛やリモートワークによって、
とくにオフィス街や繁華街の販売者さんへの影響が大きかったです」と佐野さん。
当時、欧州の都市ではロックダウンが始まり、
英国ではビッグイシューの路上販売ができなくなっていました。

「日本でも同じことが起こるかもしれないと思いました。
先が見えないなか、販売者さんの最低限の食費だけでも確保できるようにと、
昨年4月に急きょ始めたのが『コロナ緊急3カ月通信販売』です。
3カ月分の雑誌(6冊)を通販で購入してもらい、
その売り上げを全国の販売者に販売協力金として分配することに決めました」  
手探りの試みでしたが…。

・・・続きは『のんびる』11・12月号をご購読ください。

 

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第7次緊急通販:2021年10月〜12月号の計6冊を送料含めて3,300円で通信販売しています。
コロナ禍での販売者への応援をお願いいたします。

申込期間
11月30日(火)まで (※第8次の実施はコロナの状況により決定します)

お申込み方法

ビッグイシュー日本のホームページからお申込みいただくか、
郵便振替にて、通信欄に下記を必ずご記入のうえご入金ください。
〈記載事項〉
・第7次コロナ緊急3カ月通信販売(10月〜12月号の6冊)
・お名前 ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号
・郵便振替口座番号:00900-3-246288
・加入者名:有限会社ビッグイシュー日本
※雑誌の継続発行を支える1年間の定期購読(計24冊・11,000円)もご利用いただけます。

問い合わせ先
有限会社ビッグイシュー日本(東京事務所)
〒162-0811 東京都新宿区水道町4番28号 JC江戸川橋ビル2階
【TEL】03-6802-6073 【FAX】03-6802-6074
https://www.bigissue.jp/

 

この記事は、11・12月号でご紹介しています。
◆『のんびる』2021年11・12月号 
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