吹けよ、春風。(特集「いっしょがいいね2 障がいがあってもなくても」)

公園の桜の下を走る男性2人。芝生にはギターをひく男性や集まって食事をする人たちも

吹けよ、春風。
NPO法人東京走友塾(東京都杉並区)
桜の下、公園を走るひとたち。芝生ではギターを奏でる男性、集まって食事する人々も。
杉並区の公園。
颯爽と走る若者と、それに寄り添って走る男性。
東京走友塾のメンバーである知的障がいのある若者と、
伴走ボランティアの方です。
走る抜ける姿を眺めながら、ギターを奏でる男性は言います。
「毎週ここ弾いているから、よく知っていますよ。
声をかけたりはしないけど、いつもがんばって走っているなあ、と
思いながら眺めています」
ひとつの風景に溶け込んでいて、
これも“いっしょがいいね”なのかもしれません。

右側のひげをはやした男性にあいさつをする若い男性(左側)
「お疲れ!」「また来週!」

「以前はひとりで走っていたんですが、
妻に『いっしょに走ってみたら』とすすめられました。
言葉でうまく気持ちを伝えられない子が多く、最初は不安でしたが
いっしょに走っていると話さなくてもわかるんです。
それぞれの個性や人柄、『もう一周くらい走りたい』
『少しペースを落としたい』といった心の声が伝わる。
走りながら“つながってる感”がすごく楽しいです」
(伴走ボランティアをはじめて半年の男性)

「がんばれ!」みたいな掛け声はあまりきこえません。
ただただ無心に走るだけ。
春風にゆれる木々、ギターの調べ・・・
ゆるやかな時間が心地よくながれます。

●●いっしょに走ろうよ!
公園の中。伴走者とい書かれた紫色のシャツをきたひげの男性
岩田さん

走ることが大好きな知的障がい者に伴走する、ボランティアを募集中!
ゆっくり走るメンバーもいますので、未経験者の方でも大丈夫。
メンバーとして参加ご希望の方も、お問い合わせください。
NPO法人 東京走友塾
【Eメール】Tokyo.soyujuku★gmail.com(担当・岩田) ※★を@に変えて送信してください
走友塾のHPには活動予定や、イベント情報なども♪ぜひご覧ください。

撮影/持城壮(写真工房坂本)

この記事の全文は、2018年6月号でご紹介しています。

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